貧すれば鋭する
「貧乏ゆすり」は「クリエイティブビート」だ 集中力高める「YUREX」来春発売(ITmediaより)
クリエイティブビート。貧乏ゆすりも言い方によっては随分とかっこよくなるものだ。
来春、面白法人カヤックと、アートユニット明和電機の共同開発による「YUREX」なる商品が発売されるという。この「YUREX」、黒い菱形の本体を太ももに装着し、そこから伸びるUSBケーブルをパソコンに接続することにより貧乏ゆすりの癖やリズムパターンを分析、記録する。それらのデータをサウンドとして再生し聴くことで、やる気や集中力を促す効果を得るというものだ。
しかし貧乏ゆすりとは元来、苛立ちや焦りの感情が無意識に表面に現れるものではなかったのか。貧乏ゆすりをしてしまうような精神状態を変換した音が実際に役にたつのだろうか。考え悩んでいる状態は脳が集中している状態だと言えばまさしくそうであるが、作業がはかどらずイライラと行き詰まったストレス状態であるのもまた確かである。
かくいう私もこの文章を書きながらすでに行き詰まっている。過去に貧乏ゆすりを指摘された覚えはないが、いいアイデアが浮かばなかったり、言葉が出てこなかったりした時は意識的に貧乏ゆすりをしてしまう。貧乏ゆすりに限らず「何だったかなー」「どうしようかなー」と考え込む時、誰しも体の一部を動かすのではないだろうか。頭を掻いたり、指先で机を鳴らしたり、ペンを回したり、マウスのスクロールボタンを無用に回転させたり、指や首をポキポキさせたりと職場でよくある光景だ。それらの動作も貧乏ゆすりと何ら大きな違いはないと言える。wikipediaにあるように要はアイデアがなかなか出てこないストレスから脳をリラックスさせるための逃避行動の一種なのである。無意識に体が動いてしまうことは精神のバランスを最良に保つためのあくまで自然な行動と言えるのだ。
そう考えてみると、先ほどの私の疑念は晴れる。貧乏ゆすりというクリエイティブビートはイライラとした精神状態を奏でるサウンドではなく、イライラを解消させるサウンドであるということになろうか。貧乏ゆすりが奏でるサウンドが常に脳をストレスから解放させながら集中力を高めていくとあらば、茂木健一郎もビックリである。なるほど、「YUREX」という商品はそこに着目したというわけだ。
貧乏ゆすりをするイライラした状態を解消させる音がどのようなもので、それを聴くことによって作業効率がどれほどアップするのかは今のところ定かではないが、商品として開発されている以上、何らかの効果は期待できるのではないだろうか。3000個限定発売、価格は1万円前後。
まっ、私のような貧乏人にはどうゆすっても買えませんが。
↑ポインタを乗せるとブラウザが貧乏ゆすり





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