青空プリウス

青空プリウス

『プリウス』をゴージャスなオープンカーに改造WIRED VISIONより)


昨日のバットモービルでの元記事捏造事件の失態を取り戻すべく、今日も懲りずにWIRED VISIONより車ネタを一つ。

今回は日本が産んだエコカーの代表格プリウス。
そのプリウスをオープンカーにしてしまったという話だ。
あまり難しく考える必要はない。
ヤンキーが中古のマジェスタ買って
自分で屋根を切り落とすのとさして変わりはない。

『PriusChat Forums』というプリウスオーナーによる
フォーラムサイトでexproducerと名乗っている人が
買ったばかりのプリウスを業者に依頼してオープンカーに
したという。そしてその費用は1万7500ドルかかっているというから
本格的だ。日本のヤンキーと違う点はここだろう。

以前、車をオープンカーにしてしまった友達がいたけれど
すでにボディフレームは曲がっており、ドアは開かなかった。
しかしこのプリウスはボディ剛性までも正確に計算されて
制作されている。加えて油圧式で開閉させる幌を装着し、
風切り音まで考慮しているというから、
世界のトヨタも真っ青だ。

エコカーと言えば、何より先に燃費重視に偏らざるを得ないのは
時代の要求だから致し方ない。
事実、プリウスのあのスタイリングを見れば、一目瞭然である。
良妻賢母、家庭をまず一番に考えてくれるのはありがたいが、そのルックスは
ずんぐりと逞しい古き良き日本のおっかさんのような印象だ。
屋根を切って、キャンバス製の幌を纏ったプリウスは
ほっかむりをしたオカンに見えなくもない。

しかし時代はここからスタートする。
このプリウスを制作したexproducer氏の「楽しくなければ車ではない」
という車に対する信念をひしと感じる。
実際にオープンカーというものは楽しむためにあるといってもいい。
屋根が無いことに何のメリットもないし、乗れる環境も限定的だ。
しかし、例えば夕暮れの海岸線だとか、朝日がまぶしい高原なんかを
走る一瞬の歓びに触れることができるのならば、後のデメリットは
相殺されるくらいの魅力に溢れていると言える。

モーターショーなどに出品されるプロトタイプのエコカーのユニークさ、
その遊び心とは裏腹に、実際に公道を走っている量産車には
まだまだビジネスライクな印象、あるいは生真面目な感覚を拭えないところがある。
そんなプリウスをオープンカーにしてしまったexproducer氏の信念が
これから雨後のタケノコのように登場してくるであろうエコカーの
行く末を少しでも変えてくれるきっかけとなるのなら、
まだまだ自動車も捨てたものではない。

バットモービルのようなスタイルのエコカーが今はただ待ち遠しいばかりだ。


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