せからしかカチャーシー
日本が誇る最強のダンスミュージック、カチャーシー(BARKSより)
随分と気温も上がってきた。昼間ともなればもう季節は一昔前の夏のようである。夏と言って目に浮かぶのはやはり青い海、蒼井そら。おっと失礼、青い空。ビールにサンダル、心はリゾート沖縄へ。
沖縄にはカチャーシーという音楽ジャンルがある。祝いの席や様々な宴会、お祭りの終盤に全員で踊りまわるアレだ。三線をかき鳴らし太鼓や三板(サンバ)でリズムをとりながら両手を頭の上で陽気に回す、文字通り語源である「かき混ぜる」ダンスだ。乾いた三線の弾ける音色と延々続く同じフレーズのループにいやが上でもテンションは高まる。一定のリズムを繰り返すことによりアドレナリンを自然分泌させ、トランス状態へ誘う東南アジアの呪術的な音楽とも共通点がありそうだが、「楽しいことはなんでもござれ」の琉球文化の独自性はそんなことにはお構いなしだ。
以前沖縄を旅行した際、民謡居酒屋でこのカチャーシーに遭遇したことがある。誰からともなく席を立ち、あれよあれよと言う間に店内の客はダンスパーティーにかり出された。見ず知らずの観光客や地元の人がくんずほぐれつのまさに大宴会である。最初は戸惑った私ではあったが、次第にスピードをあげていくリズムにお酒の酔いも手伝ってか、ほんの先ほどまで赤の他人だった人と手と手をとりあってそのボルテージは最高潮に達した。まさに音楽の持つコミュニケーションの「力」を感じた瞬間でもあった。
琉球、沖縄の地は歴史に翻弄された哀しい地でもある。音楽や芸能文化が島民の生活に深く根付く背景には力強く生きていくために様々な問題を乗り越えて行こうとする意思がある。他文化を容認し、受け入れ、それを独自なものへと昇華するこのチャンプルー(ごちゃまぜ)文化の姿勢は現在のサブカルチャーに似て自由度の幅は無限とも言える。ハイカルチャーに対してこの自由度を武器に琉球沖縄文化はこれからも私たちに寄り添った明るく楽しい文化を創造してくれるだろう。
何はともあれこれからのジメジメした梅雨の季節、乾いた音色のカチャーシーでも聴きながら気持ちだけでも晴れやかに過ごそうではありませんか。
『沖縄ソングス 夏全開!踊れシーサー』
<収録曲>
01. 浜比嘉島の波音
02. 嘉手久〜唐船ドーイ / 新良幸人
03. 山原汀間当 / 登川誠仁
04. 谷茶前 / でいご娘
05. アッチャメー小 / 前川守賢
06. 屋慶名クワデーサー / 津波恒徳
07. 白雲節 / 山里ユキ
08. クーダーカー〜仲順流り / 新良幸人パーシャクラブ
09. ヒンスー尾類小 / 古謝美佐子
10. 白保節 / 喜納昌永
11. ハリクヤマク / 嘉手苅林昌
12. シューラー節 / 伊波貞子
13. クイチャー / 国吉源治
14. 富原ナークニー〜屋嘉ぬ浜 / 津波恒徳
15. 唐船ドーイ / 金城実
16. トゥックイ小〜耳切り坊主 / 新良幸人




随分と気温も上がってきた。昼間ともなればもう季節は一昔前の夏のようである。夏と言って目に浮かぶのはやはり青い海、蒼井そら。おっと失礼、青い空。ビールにサンダル、心はリゾート沖縄へ。
沖縄にはカチャーシーという音楽ジャンルがある。祝いの席や様々な宴会、お祭りの終盤に全員で踊りまわるアレだ。三線をかき鳴らし太鼓や三板(サンバ)でリズムをとりながら両手を頭の上で陽気に回す、文字通り語源である「かき混ぜる」ダンスだ。乾いた三線の弾ける音色と延々続く同じフレーズのループにいやが上でもテンションは高まる。一定のリズムを繰り返すことによりアドレナリンを自然分泌させ、トランス状態へ誘う東南アジアの呪術的な音楽とも共通点がありそうだが、「楽しいことはなんでもござれ」の琉球文化の独自性はそんなことにはお構いなしだ。
以前沖縄を旅行した際、民謡居酒屋でこのカチャーシーに遭遇したことがある。誰からともなく席を立ち、あれよあれよと言う間に店内の客はダンスパーティーにかり出された。見ず知らずの観光客や地元の人がくんずほぐれつのまさに大宴会である。最初は戸惑った私ではあったが、次第にスピードをあげていくリズムにお酒の酔いも手伝ってか、ほんの先ほどまで赤の他人だった人と手と手をとりあってそのボルテージは最高潮に達した。まさに音楽の持つコミュニケーションの「力」を感じた瞬間でもあった。
琉球、沖縄の地は歴史に翻弄された哀しい地でもある。音楽や芸能文化が島民の生活に深く根付く背景には力強く生きていくために様々な問題を乗り越えて行こうとする意思がある。他文化を容認し、受け入れ、それを独自なものへと昇華するこのチャンプルー(ごちゃまぜ)文化の姿勢は現在のサブカルチャーに似て自由度の幅は無限とも言える。ハイカルチャーに対してこの自由度を武器に琉球沖縄文化はこれからも私たちに寄り添った明るく楽しい文化を創造してくれるだろう。
何はともあれこれからのジメジメした梅雨の季節、乾いた音色のカチャーシーでも聴きながら気持ちだけでも晴れやかに過ごそうではありませんか。
『沖縄ソングス 夏全開!踊れシーサー』
<収録曲>
01. 浜比嘉島の波音
02. 嘉手久〜唐船ドーイ / 新良幸人
03. 山原汀間当 / 登川誠仁
04. 谷茶前 / でいご娘
05. アッチャメー小 / 前川守賢
06. 屋慶名クワデーサー / 津波恒徳
07. 白雲節 / 山里ユキ
08. クーダーカー〜仲順流り / 新良幸人パーシャクラブ
09. ヒンスー尾類小 / 古謝美佐子
10. 白保節 / 喜納昌永
11. ハリクヤマク / 嘉手苅林昌
12. シューラー節 / 伊波貞子
13. クイチャー / 国吉源治
14. 富原ナークニー〜屋嘉ぬ浜 / 津波恒徳
15. 唐船ドーイ / 金城実
16. トゥックイ小〜耳切り坊主 / 新良幸人









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