禁断のテレパシーマウス

禁断のテレパシーマウス

時代はここまできた!? 脳波で操作するマウス近日発売!ASCII.jpより)


脳波で操作するマウスが発売されるらしい。その名も「Neural Impulse Actuator」。それには3個のセンサーが付いたヘッドバンドとUSB接続の小さな黒いコントロールボックスのようなものが同梱されている。メーカー側の機能の詳細は明らかではないが、アプリケーションの操作はもちろんゲーム等にも利用できるという。しかし脳波だけでどうやってポインタを動かし、クリック、ダブルクリックを実行するのかは、完全に想像力を超えた世界である。

果たしてこのテレパシーマウス。一般的に普及するのだろうか。私はそこが心配である。なぜならば異様な職場の光景が目に浮かぶからだ。私の職場でいうと一日パソコンの前での作業になる。職場でこのNeural Impulse Actuatorが導入されたとすれば、社員全員が両手を膝の上に置くかデスクの上に乗せるかしてモニターを黙々と見つめるだけになる。おまけに頭にはヘッドバンド。怪しい組織以外のなにものでもない。

考えてみるに、パソコンのマウスを操作する動きはヴァーチャルだのサイバーだの血の通わないうすら寒い世界の前で唯一、人間味を感じさせるものではないだろうか。カチカチと鳴るクリック音にマウスパッドを滑る音。イライラした時にマウスを叩きつけたり、反応の悪いマウスを振ったりとキーボードで入力する動きや音と同様、こちらの世界にいることを実感させてくれる。

Neural Impulse Actuatorを使って文字通りじっとしたまま黙々とモニターを見つめるだけの仕事なり生活を続けて行けばリアルとヴァーチャルの境界線がさらに曖昧なものになり、今より増して何かしらの弊害が産まれやすくなりそうな気配を感じるのは気のせいだろうか。

マウスを握る手の感触だけは出来れば手放したくない。





Oisix(おいしっくす)/Okasix(おかしっくす)

酒蔵(さけぐら).com

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