否定する女

否定する女

いや‐いや【否否・否々】[感]強く否定するときに用いる語。



「いやいや」とは「いや」を強調した否定する時に用いる言葉だ。この「いやいや」が結構厄介で、使い方によっては、相手を不快にさせるものでもある。

普段の生活はもちろん、職場などではこれが特に耳障りで、会話においてまず否定句から入ってくるということが続けば、人間関係にも大きく影響してくる。本人は気づいていない場合がほとんどであると思われるが、意識的に注意することが必要ではないだろうか。

そこで今回特別に私の職場の同僚Tさん(29 女性)にご登場願い、お話を伺うことにしましょう。

「本日はよろしくお願いいたします」
「いやいや、こちらこそ」
「今日はですね、問いかけられた時に、いやいやって言葉から入る人についての話なんですが」
「いやいや、私にそんなこと聞かれてもわからないわよ」
「とりあえず台本通り進みたいと思いますんで」
「いやいや、台本も何もテーマの意図がよくわからないわね」
「いやいやで話を始める人が一体何をいきなり否定しているのかを知りたいと思いまして」
「いやいや、何もかにも別に否定しているわけじゃないんだけど、口癖みたいなものね」
「く、口癖ですか?」
「いやいや、口癖って言っても、ちょっと違うかな。例えるならロックのドラムの人のスティック音かしら。1,2,3、ジャーンみたいな」
「タイミングを計っているんですか?」
「いやいや、タイミングと言うより、勢いに乗せるって感じかな」
「喋り始めの勢いですか?」
「いやいや、たぶんそうだと思うわ」
「そうだと思うって肯定されましたよね、今」
「いやいや、確かにそうなんだけどすべてを肯定したわけじゃないってことかしらね」
「すべてを肯定したわけじゃない?って」
「いやいや、そんなこと私に分かるわけないじゃない」
「キレてます?」
「いやいや、キレてなーい」
「おっ、長州小力がお好きなようですね」
「いやいや、好きも嫌いもそのくらいのギャグなら知ってるってば」
「ハイキング・ウォーキングはどちらの人が好みなんですかね」
「いやいや、どちらも好みじゃないわよ」
「私はゲップする方にお笑いの未来を感じますけど」
「いやいや、そんなに面白くないわよ」
「それでは失礼ですが上からどうぞ」
「いやいや、80・62・・・・って何言わせるのよ」
「申し訳ありません。ところで制作部の課長と不倫されてるという噂は本当ですか?」

「嘘に決まってるでしょ!」



あなたの周りにはいませんか?こんな人。



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