ジョブス・エアー
アップルが先日、MacBook Airを発表した。重たいノート型パソコンを持ち歩く私にとって1.36キロという信じられない軽さに加え厚さも僅かに19.4ミリ。まな板に迫る勢いだ。
うっかりキッチンに置いてたりした日には
たまねぎを千切りにする時の勢いそのままに
包丁で傷付けてしまう恐れがあるかもしれない。
それにしてもMacBook Air。
なんという素敵なネーミングだろう。
エアーですと。
アップル社、いやそのCEOスティーブ・ジョブスは
パソコンの筐体の存在を消し去りたいという理念の元、
製品開発をしているのだろうかと思わせるほど、粋だ。
彼の理念が実現すれば、いづれパソコンは、その筐体は無くなり、
目視できないものとなり、我々の前から姿を消す日が来るかもしれない。
そのシステムのみが空間を漂うという
イメージすることさえ困難な新しい世界がやってくる。
その時私たちは「何が出来るのか」と問うのではなく、
「何をするのか」を考えなければならない。
スティーブ・ジョブスが投げた魔球を奇麗な放物線を持って
打ち返す事こそ、更なる進化の為の一助と成り得るのだと思う。
MacBook Airが世に出た事で、彼はまた一歩前進した。
常に進歩し続ける事を義務付けられた彼に後戻りは許されない。
唯一許されるとすれば額の後退だけかもしれないが、
それをどうこう論じたところで、「前を照らしている」と言われれば、
もはや打つ手はない。
彼のエアーなヘアスタイルが、完成されたエアースタイルになった時、
MacBook Airは更に薄くなっているのだろうか。
なってないと思う。







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