6億分の1のナマケモノ
インターネット利用者の多くはブラウザをアップデートしていない(スラッシュドット・ジャパンより)
インターネット利用者のうち約6億人は、最新バージョンのブラウザを使っていないことが判明したという。これはインターネット人口の約4割、もちろんかく言う私もその一人である。
私が普段使っているブラウザはマッキントッシュ純正のsafari。パソコンを立ち上げる際、定期的にOS他いろいろなソフトのアップデートを促すアラートが表示されるわけだが、まっ、だいたい無視する。インストールに時間がかかるという理由はもちろんあるけれど、単なるものぐさと思われていただいて構わない。最新のセキュリティパッチがどれほど重要なものなのかがマックを使用しているとおざなりになってしまう傾向にあるのだ。
第一に10年近くもインターネットを利用していてウイルスに感染したということがない。もちろん私だって公的機関が運営するお固いサイトばかりを見ているわけではない。時に超ハードでスペシャルサンクスなダイナマイトブロンドサイトで私自身をお固くすることだってある。「マックはウイルスに感染しにくい」という今となっては神話めいた話に多少なりとも驕りがあったのかもしれない。あるいは個人情報が流出したところで、私のPCの中にはそんな大それた情報は入っていないという安心感があったせいかもしれない。日々接するPCに対して、就寝前の戸締まりや出かける前の火の元の確認といったようなリアリティを感じていなかった。堅牢な城壁に囲まれたお城の中で大切なものを何一つもたずに暮らしているような錯覚に陥っていたと言っていいだろう。
インターネットを接続している環境において、その端末を家屋に例えるのはおかしな話だと思う。端末というものはその人そのものであって、私たちは常に満員電車の中でひしめき合っている状態だと考えた方がいいのかもしれない。生身むき出しの状態で世界と接しているということだ。そのような状況で最新のセキュリティを施していないブラウザを使うということは、満員電車の中で不用意に財布を後ポケットから覗かせていたり、カバンを後ろ背にからったり、ミニスカートで大股広げて吊り革に掴まっていたり、綺麗なうなじに産毛を生やしていたりするようなものと考えた方がより現在のウェブ社会に対して的確ではないだろうか。最後のはちょっと違うかもしれないが。
Internet Explorerの旧バージョンを使用しているユーザーの割合が一番高かったという今回の調査。ブラウザ市場での圧倒的なシェアによるものと思われるけれど、毎日満員電車に乗り慣れていると少しづつ油断は大きくなってくる。満員電車の床で大イビキで熟睡する前にIE7にアップデートしといた方がいいに越したことはない。
さっそく私もsafariをアップデートするとしよう。





カバンを後ろ背にからったり
という文面の「からう」という言葉は
「背負う」という意味の九州方言です。どうぞご了承下さい。