YazooとYahoo!
タイトルに意味はない。
80年代に一世を風靡したイギリスのエレクトロ・ポップデュオ
Yazoo(ヤズー)が再結成ツアーを行うそうだ。
●ヤズー、再結成
(BARKS NEWSより)
そんなこと言われても、とポカンとしてしまう人々も
多いかもしれない。大変なことなのである。
大変さのあまり大便を漏らしてしまうほど大変なのだ。
Yazooというグループが後世のポップミュージック界に
与えた影響は計り知れない。
彼らがいなければ、ポップ界の発展は10年は遅れていた
かもしれない。そんな最重要チームである。
●ヤズー (goo 音楽より)
リーダーでありキーボーディストのヴィンス・クラークは
「エレポップの父」と呼ばれるデペッシュ・モードの初期メンバー。
「アナログ・シンセサイザーは今や立派なアコースティック楽器だ」
という名言を吐いたことでも知られる頑固エレクトロ職人。
Yazooを解散後に結成したErasure(イレイジャー)という
グループではヨーロッパを中心に大成功を収めている。
一方、ヴォーカルのアリソン・モイエ(当時は「モイエット」と
表記されていた)はそのソウルフルな歌声で解散後のソロ活動に
おいても絶大なる支持を集めた。ヒット曲は多数ある。
元ユーリズミックスのアニー・レノックスと共にイギリスを
代表する白人ソウルシンガー。
つまり二人とも、解散後に揺るぎない地位を築いている。
もはや大御所。にも関わらず再結成。
Yazooでの活動期間はあまりにも短かった。実質2年ほど。
しかしその人気や評価はいまだに衰えることがない。
電子音と黒人的ヴォーカリゼイションの融合による
ダンスミュージックという現在ではさほど目新しくもない
取り合わせを、最初に始めた雄々しき開拓者である。
彼らの登場後、イギリスではソウルミュージックをルーツに
持つアーティストが次々と現われ、時流に乗って成功を
収めていった。
第二次ブリティッシュ・インベージョン(英国からの侵略)
と呼ばれるポップ黄金期のひとつである。
ちなみに第一次はザ・ビートルズの時代。
その波を起こすきっかけとなったのが、彼らYazooの存在
であると私は考えている。異論もあるかもしれないが。
そんなポップ界のV.I.P.の二人が再びタッグを組む。
実に25年の歳月が過ぎている。
以降もそれぞれ第一線で活躍を続けていた彼らだけに、
「現場」感覚は衰えていまい。
大物グループの再結成話が相次ぐ昨今だが、彼らに
そのような「後ろ向き」のスタンスは皆無であろう。
上記BARKS記事内での、アリソンの言葉がふるっている。
リバイバルってわけじゃないわ。始めたことを終わらせるって感じ。
いかにも彼女らしいコメント。
きちんと「終わらせる」必要があるのだろう。
でないと、先に進めない。
Yazooは、80年代のバンドである。
80年代だからこそ誕生し得た「時代の息吹」。
彼らがそれにとどめを刺す。





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