排卵ファンと回覧板

女性の声

女性の声が最も魅力的になる時期があるGIGAZINEより)

ニューヨーク州立大学オールバニ校のNathan Pipitone氏とGordon Gallup氏の研究によると、女性の声は排卵期になると普段より魅力的になることが分かったそうです。


まあ、おおむね納得できる研究結果ではある。
記事の内容からして調査の精度があまり高くないような気がするが、
魅力的に感じるかどうかというのはあくまでも個人の主観に基づくものなので
おそらくどこまで突き詰めてみても(科学的といえるような)明確な結果は
出ないと思う。

ただこの結果で面白いのは「男女ともに」魅力的と回答した割合が高かった、
ということ。
単なる生殖への誘いであるとすれば、魅惑するのは異性のみでよいはず。
同性にも同様の効果を与えるのはなぜか。

「敵」とみなされ攻撃を受けるのを避けるためではないか、と私は考える。

ライバルが自分を出し抜いて“準備万端”の状態であることを知れば、妨害に
走るのは当然の行為といえよう。
男性に媚を売る「癖」を持つ女性は多いが、たいていは同性に人気がない。
それどころか敵視されることもある。
もし「オンナとしての声」が他の女性にとって不快に響いたとしたら。
彼女等は本能的に、抹殺しようとするかもしれない。
しかしそれは大局において、種の保存の妨げとなる。
結果的に、女性のしての利己よりも種族全体を包む母性の方が感覚の上で
勝るのではないか。

以前私は、こんな短編小説を書いたことがある。
異性を強力に惹き付ける効果を持つ香水をモニターとして試用する女性。
効果はてきめんでありとあらゆる男性が言い寄ってくる。
ただし同性にとっては悪臭以外の何物でもない。
周囲の女性が抱く猛烈な不快感はやがて激しい敵意へと変わる。

匂いはしばしば感情に直結するが、音はどうだろう。
学習によって受け取り方が変化していくかもしれない。
ノイズギターが嫌いだった人も、ある日いきなりパンクスに鞍替えすることは
充分あり得る。
快と不快の境目は、状況に応じてうつろいゆくものだと思う。

もしこの研究結果が実証され、一般にも定着していけば。
声を使う職業の女性は、排卵日をことさら気にするようになるかもしれない。
声優さんはここぞという時の仕事に際して、期日を細かく指定する。
人気女子アナは体温計を手放さない。ウグイス嬢はカレンダーとにらめっこ。
コールセンターのお姉さんは排卵誘発剤を濫用し、体調を崩す。
中には自律的に自由自在に排卵日をコントロールできる人も現われるかも。
この仕事は大変重要なんだ。で、この日は誰が?
あっ、あたしちょうど排卵しまーす。
もはやセクハラがどうのこうのと言っていられない。

私は、声フェチである。
排卵中かどうかに関わらず(というかそれを知るすべはないのだが)女性の声は
好きである。これはイマジネーションの力によるところが大きい。
たとえ容姿はさほどでもないにせよ、声が印象的であればその魅力は数倍増し
となる。

排卵期の女性の声がすべからく魅力的になるのなら、のべつ排卵し続けてほしい。

批判の声は私の耳に、入らん。




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