シリコンの恋人

ラブドール

ネットを彷徨っていて、下記の場所にたどり着いた。

CANTOMOKOの部屋

更新は2005年でストップしている様子。
現在「きゃんともこ」さんはよそのお宅で生活しているようだ。

なんか、ゾクッとするほどの情念が感じられる。
ここには人間のそれと同等の時間の流れが詰まっている。
思い出、と呼ぶのはかえって焦点を鈍らせてしまうように思うので
避けよう。時間の流れ、だ。

ラブドールの本来の用途は、言うまでもない。
が、最近はそれにとどまらず、観賞に耐え得るだけの見事な造型を誇る
商品もある。もちろん価格も大したものになるが。
その代表格はオリエント工業製品だろうと思う。
どれもが驚くほどに生々しい。

お人形だとわかっていても、心を奪われそうになる。

これらが単なる性欲処理のための道具ではなく、「感情」までも
左右されるほどの大きな存在となった時。
人間は新たな領域に踏み込むことになると思う。
それがはたして幸せと呼べるのか、ということはまた別問題。

感情移入は、人間にとって大変重要な意識のはたらきである。
それがあればこそ、人間は人間として活動できる。
たとえその対象が無生物であったとしても。

私は幼い頃からお人形遊びが好きだった。
ストーリーを組み立てる技術はその時期に培ったものであろう。
フィギュアおたくへの道を歩むことはとうとうなかったが。
彼らの気持ちはよくわかる。

今私の目の前にあの精巧なラブドールがどんと置かれて、生活を
ともにすることになったら。

「彼女」を連れて撮影旅行に出かけないという自信はまったくない。

ただ名古屋駅のナナちゃん人形に萌えることはまずない。




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