プロパガンダと黒かパンダ

プロパガンダ

たとえば、この記事。

「セクシー」は機能ですか?日経エレクトロニクス - Tech-On!より)

内容は要するに、米Google社が
提供する携帯電話ソフトウェア
開発キット「Android」よりも
米Apple社の提供するiPhone向け
キット「iPhone SDK」の方が、
“できること”は明らかに劣るが、プログラマの立場ではより魅力を感じるツールである、
という意見を受けて筆者はiPhone SDK
(及びApple社のプロダクト)を「セクシー」と表現したわけであるが。

この記事に読者がつけたタグが
また日経BPが見出しで釣っている
というもので、思わず笑ってしまった。

筆者の言いたいことは、よくわかる。
Apple製品は総じて「セクシー」だ。
使う者を“その気にさせる”何かがある。

だが、タイトルは明らかに「思わせぶり」だ。
RSSで購読している読者は、日々配信される膨大な記事の中から自分の欲しい
情報を独自のアンテナ(直感)により選び取るが、その選択材料はほとんど
タイトルだけだ(冒頭の2〜3行が表示されることもあるが)。
ゆえに発信者側は、読者の気を惹くべく奇抜なタイトルをつけたがる。
まるで懸命にクリックを誘うスパムメールの題名のように。

あざとい、といえば身も蓋もないが。
インターネット上にはこういう「テクニック」があまりにもはびこっていて、
げんなりさせられることも多い。
人気のあるワードを無理矢理にでも加えたり、力技で結びつけたり。
それが悪いことだとは決して思わない。
上記の記事も私は楽しく読むことができたが、せっかくの良質の内容が
タイトルのおかげで評価を落としてしまうのは、残念だ。

ここobsqrの場合、タイトルはもはやほとんどその意味を
成していない。
内容を無視した単なるダジャレや語呂合わせに終始することも多い。
見出しで読者を釣る、という常套手段からはほど遠いかもしれない。
だがこれこそがobsqrの持ち味だと思っている。

タイトルで人を惹き付けようとは考えていない。
伝えたい「情報」の方向性がまるで違う。
もちろん最初の第一歩をより多く導くことは大切なことなのだが。
導いた結果、本来の求める情報にたどり着けずにがっかりさせてしまうことは
結果的に「裏切り」に値するのではないか、と私は思う。
その裏切りが度重なれば、人々は確実に離れていく。

内容はいい加減かもしれないが、態度は誠実でありたい。せめて。

そこだけはobscure(:あいまい)にはしたくないのだ。


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