博多っ子入門
家庭向け明太子製造キット「博多めんたい味職人 入門キット」
(FujiSankei Business i.より)
辛子明太子を自分でつくれるキットなのだそうだ。
好みの味に調整することが可能だそうで、「めんたい」の味付けにとりわけ
うるさい博多のめんたい愚連隊にとっては福音となるのではないだろうか。
辛子明太子を日本で初めて製造・販売したのはふくやの創業者、川原俊夫氏で
彼は商標登録も製造法特許も取得せずにすすんで地元同業者に教えたため
博多名物として定着するきっかけをつくったという(wikipedia:ふくや)。
博多といえばめんたい。めんたいといえば博多。
福岡市民は毎日めんたいを食していると誤解されかねないほどに、福岡空港は
めんたいでできていると信じられているほどに、福岡ソフトバンクホークスは
試合に勝ったら観客にめんたいを配ると思われているほどに、今日では全国的に
浸透している博多のめんたい文化。
その礎となったのは、ひとりの男の情熱。
私利私欲に走らなかったその“お人好し”ぶりと、溢れる郷土愛。
博多の男を象徴するような彼の朴訥な人柄が窺えて、何とも微笑ましい。
ある意味において上記のキットは、日本のめんたいにおけるパイオニア、
川原俊夫の意向と精神を受け継ぐものとして評価されるべきかもしれない。
めんたいづくりに秘伝やらなかばい。
うまいもんはみんなで分かち合えばよかろうもん。
店で売りようもんばっかりがめんたいやなか。
気に入るもんがなけりゃ自分でつくりなっせ。
などと独特の歯切れのよい口調で語りかけてくるような。
写真:九州の魅力発見プロジェクト/九州観光推進機構より
権利だの特許だのと何かとうるさい現代において、この姿勢は清々しい。
アイデアは確かに金になるが、金を得ることに執着してしまうとそれよりも
はるかに大切なものを逃してしまう。
私自身、めんたいは普段さほど食べない。
が、メニューに「めんたい」の文字があれば必ず選ぶ。
そして入念に吟味した後にあれやこれやと意見を述べる。
自分なりの「めんたい論」をぶちまけるわけだ。
これがめんたい愚連隊。
私は参謀長ぐらいの役職かもしれない。
博多に生まれ育ったわけではないが、その味覚は身体が覚えている。
それも川原氏のおかげといえるだろう。
上記製品はあくまでも「入門キット」である。
入門してしまえば、茨の道が待っているかもしれない。
ひとたびハマってしまえば、原材料にも満足できずに理想のスケトウダラの
卵巣を求めて北太平洋まで船を漕ぎ出すかもしれない。
そんな奴らを見て川原氏はきっと、こう呟くことだろう。
よかろうもん。
(FujiSankei Business i.より)
辛子明太子を自分でつくれるキットなのだそうだ。
好みの味に調整することが可能だそうで、「めんたい」の味付けにとりわけ
うるさい博多のめんたい愚連隊にとっては福音となるのではないだろうか。
辛子明太子を日本で初めて製造・販売したのはふくやの創業者、川原俊夫氏で
彼は商標登録も製造法特許も取得せずにすすんで地元同業者に教えたため
博多名物として定着するきっかけをつくったという(wikipedia:ふくや)。
博多といえばめんたい。めんたいといえば博多。
福岡市民は毎日めんたいを食していると誤解されかねないほどに、福岡空港は
めんたいでできていると信じられているほどに、福岡ソフトバンクホークスは
試合に勝ったら観客にめんたいを配ると思われているほどに、今日では全国的に
浸透している博多のめんたい文化。
その礎となったのは、ひとりの男の情熱。
私利私欲に走らなかったその“お人好し”ぶりと、溢れる郷土愛。
博多の男を象徴するような彼の朴訥な人柄が窺えて、何とも微笑ましい。
ある意味において上記のキットは、日本のめんたいにおけるパイオニア、
川原俊夫の意向と精神を受け継ぐものとして評価されるべきかもしれない。
めんたいづくりに秘伝やらなかばい。
うまいもんはみんなで分かち合えばよかろうもん。
店で売りようもんばっかりがめんたいやなか。
気に入るもんがなけりゃ自分でつくりなっせ。
などと独特の歯切れのよい口調で語りかけてくるような。
写真:九州の魅力発見プロジェクト/九州観光推進機構より
権利だの特許だのと何かとうるさい現代において、この姿勢は清々しい。
アイデアは確かに金になるが、金を得ることに執着してしまうとそれよりも
はるかに大切なものを逃してしまう。
私自身、めんたいは普段さほど食べない。
が、メニューに「めんたい」の文字があれば必ず選ぶ。
そして入念に吟味した後にあれやこれやと意見を述べる。
自分なりの「めんたい論」をぶちまけるわけだ。
これがめんたい愚連隊。
私は参謀長ぐらいの役職かもしれない。
博多に生まれ育ったわけではないが、その味覚は身体が覚えている。
それも川原氏のおかげといえるだろう。
上記製品はあくまでも「入門キット」である。
入門してしまえば、茨の道が待っているかもしれない。
ひとたびハマってしまえば、原材料にも満足できずに理想のスケトウダラの
卵巣を求めて北太平洋まで船を漕ぎ出すかもしれない。
そんな奴らを見て川原氏はきっと、こう呟くことだろう。
よかろうもん。







コメントを書く