善意の値段

親切とは

え? お金? 道を尋ねただけなのに…
OhmyNewsより)

路上で通行人に道を尋ねたら、謝礼として金銭を要求されたという話。
拒否したら「時間を返せ」と言われたという。

労働に対してならそれなりの報酬を支払うというのは当然だが。
道を教えるというのは「労働」だろうか。
金が絡まないと、人は行動を起こさないものだろうか。

親切、という言葉はすでに現代人の感覚に合わなくなってしまった
のかもしれない。

人を救うのは「愛」よりも「親切」である、と言ったのは
精神科医であり評論家の斉藤環
愛は毒を孕んでおり、諸刃の剣なので治療には使えない、と。

親切には、余計な「前提」がない。
血のつながりも、利害関係もないところで発生する善意。
だからこそ尊い。
人間そのものを、そして社会を愛する人による行為。

それを根本的に持ち合わせていない人が、増えてきているのだろう。
世の中でいちばん欠落しているのは、本当は愛ではなく
親切の方なのかもしれない。

それが現代なのさ、と開き直ることもできない。
本当にそれが現代の本質だというのなら。

現代など滅びてしまえばいい。



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