足作りチョコは汚いと思いませんか
●思想的にも、衛生的にも手作りチョコは汚いと思いませんか。
(Yahoo! 知恵袋より)
この意見は最近よく耳にする。
チョコに限らず、手製の料理は不衛生だと口にするのを嫌がる男性。
某お笑い芸人もテレビでそれを公言していた。
何が入ってるかわからないから、と。
潔癖症に近いのではないかと思えるが。
あらためてそう言われてみれば、まったく同意できなくもない。
市販の製品に比べれば、衛生管理においては行き届かない面も当然
あるだろう。
私個人は、そこからくる嫌悪感よりも、相手が自分のために
労力も惜しまず品物をつくってくれたという気持ちが、素直に嬉しい。
その嬉しさが、嫌悪感を打ち消してくれる。
ただしチョコは手作りではない方が単純に美味しい。
もし溶かすだけの「手作り」だとしたら、むしろそのまま欲しいと願う。
チョコレートを付け焼き刃のコミュニケーションの道具になど
してほしくない。これは毎年のように言っているが。
チョコはチョコとして純粋に味わうべきなのだ。
付加価値を与える必要はない。チョコはチョコとして充分
その価値がある、とチョコレート原理主義の私は声高に訴える。
チョコをなめるな。いやなめろ。チョコの立場を尊重しろ。
チョコにも人権を。自由は死すともチョコ死なず。やいのやいの。
結局は信頼関係の上に成り立っているのだと思う。
見ず知らずの人からいきなり差し出された食べ物なら、さすがに
抵抗もある。
母親の手料理しか食べられない人は、母親に対する絶対の信頼を
持っているからで、逆にいえば母親しか信頼できない人である。
手作りによるプレゼントを「重い」と感じる人もいる。
これは衛生面うんぬん以前に、気持ちの問題。
相手の自分に対する「思い」の深さを目の当たりにすると、途端に
「ひいて」しまう。耐えきれなくなるのだ。
これは根本的なコミュニケーション不全であると考えていい。
受け止められず、返すこともできない。
どう返していいのかもわからない。
かつての私自身が、そういう性分だった。
対象からはつねに一定の距離を置く。
その見えない一線を不用意にも踏み超えてしまった者には、
容赦なく噛み付く。
そうやってまぼろしの自分を懸命に守っていた。
多少なりとも大人になった現在の私は、もらえるものなら
病気でももらう。
もし身体のどこかが痒くなったとしても、それは熱烈な
コミュニケーションの結果であるわけで。
薬を塗る手にも力がこもる、というものだ。
いややっぱり病気は要らない。
追記:●男が自分のチョコを買う「男チョコ」人気
(nikkansports.comより)











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