あなたと発電したい
踊りの力で地球を救うクラブ(Engadget Japaneseより)
振動で発電するダンスフロア。
ナイスアイデアだ。
人間の、踊るという行動。
これを単なるエネルギーの浪費で終わらせるのはあまりにももったいない。
願わくばすべての行為に、何らかの生産活動が伴えば。
人生はもっと有意義になるのではないだろうか。
日頃からここを訪れてくださっている大方の常連さんには、すでにお察しのことと
思う。この後の展開。
そう、セックスだ。
性行為のあのとんでもない運動量。あれを発電に活かせないものか。
行為のパワーで布団が乾くとか。ご飯が炊けるとか。携帯が充電できるとか。
その成果が数値化できれば、様々な面において励みにもなるはずだ。
500kw達成するまでイかないぞ。
いい? ワンストロークにつき10wよ。それ以下じゃオトコとして認めないから。
ひどいじゃないか、君とはこれまで8000kwも愛を確かめあってきたというのに。
スゴい、スゴいわ。シビれちゃう。人間発電所ってあなたのことなのね。
などとベッド上でポジティヴなやり取りが日夜繰り広げられるに違いない。
男性の多くが抱える性の「むなしさ」も幾分かは解消できるかもしれない。
ちなみに『セックス発電』というアイデアは1978年の時点ですでに存在する。
イタリア映画で。さすがは愛の国。原題は『Conviene far bene l’amore』といい、
「愛に励むことには価値がある」といった意味だそうだ。
男女の協力に基づいて得られる電力であれば、もちろん申し分ないが。
女体を模した発電マシンが普及すれば、男性の力ひとりで電力供給に貢献できる。
夏場は慢性的に不安を抱える国内の電力事情。
彼らの大いなる“ひとりよがり”がそれをわずかでも軽減させることにつながれば。
世の男性たちは決して孤独感を味わうことはない。
ボ、ボクは社会に貢献しているんだ。
無駄じゃないんだ。ボクは生きていてもいいんだ。そうだよねムツミちゃん。
と息を切らしつつ愛用の発電機に囁きかける青年。
ムツミちゃんの口からは聞き慣れた声が響く。
あなたの今回の発電量は722kwでした。発電所へのキックバックにはあと278kw
足りません。もう少し頑張りましょう。
やがて我々は、すべての行動に発電という機能を付加することだろう。
それは人間のありとあらゆる行動に「意味」を持たせることになる。
トレーニングジムで汗を流す人々。
彼らはただ無駄にカロリーを消費しているわけではない。
熱量、すなわちエネルギーを創造するのだ。
そしておそらくは、目的がどこにあるのか、を見失う。
発電量こそが男の価値。
生涯発電量が設定され、それに向かってひたすら突き進む。
曖昧にしてきた「人生の目標」が、明確に眼前に現われる。
我々は死ぬまでメーターを睨み続けることになるであろう。
映画『マトリックス』では人体が機械のための電力供給源として養殖されている
という設定だった。あれに近い状況が迫りつつあるのかもしれない。
ネオ、君こそが救世主だ。
だから僕の発電量を肩代わりしてくれ。
私と放電(通常盤)
椎名林檎

EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) 2008-07-02
売り上げランキング : 732
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振動で発電するダンスフロア。
ナイスアイデアだ。
人間の、踊るという行動。
これを単なるエネルギーの浪費で終わらせるのはあまりにももったいない。
願わくばすべての行為に、何らかの生産活動が伴えば。
人生はもっと有意義になるのではないだろうか。
日頃からここを訪れてくださっている大方の常連さんには、すでにお察しのことと
思う。この後の展開。
そう、セックスだ。
性行為のあのとんでもない運動量。あれを発電に活かせないものか。
行為のパワーで布団が乾くとか。ご飯が炊けるとか。携帯が充電できるとか。
その成果が数値化できれば、様々な面において励みにもなるはずだ。
500kw達成するまでイかないぞ。
いい? ワンストロークにつき10wよ。それ以下じゃオトコとして認めないから。
ひどいじゃないか、君とはこれまで8000kwも愛を確かめあってきたというのに。
スゴい、スゴいわ。シビれちゃう。人間発電所ってあなたのことなのね。
などとベッド上でポジティヴなやり取りが日夜繰り広げられるに違いない。
男性の多くが抱える性の「むなしさ」も幾分かは解消できるかもしれない。
ちなみに『セックス発電』というアイデアは1978年の時点ですでに存在する。
イタリア映画で。さすがは愛の国。原題は『Conviene far bene l’amore』といい、
「愛に励むことには価値がある」といった意味だそうだ。
男女の協力に基づいて得られる電力であれば、もちろん申し分ないが。
女体を模した発電マシンが普及すれば、男性の力ひとりで電力供給に貢献できる。
夏場は慢性的に不安を抱える国内の電力事情。
彼らの大いなる“ひとりよがり”がそれをわずかでも軽減させることにつながれば。
世の男性たちは決して孤独感を味わうことはない。
ボ、ボクは社会に貢献しているんだ。
無駄じゃないんだ。ボクは生きていてもいいんだ。そうだよねムツミちゃん。
と息を切らしつつ愛用の発電機に囁きかける青年。
ムツミちゃんの口からは聞き慣れた声が響く。
あなたの今回の発電量は722kwでした。発電所へのキックバックにはあと278kw
足りません。もう少し頑張りましょう。
やがて我々は、すべての行動に発電という機能を付加することだろう。
それは人間のありとあらゆる行動に「意味」を持たせることになる。
トレーニングジムで汗を流す人々。
彼らはただ無駄にカロリーを消費しているわけではない。
熱量、すなわちエネルギーを創造するのだ。
そしておそらくは、目的がどこにあるのか、を見失う。
発電量こそが男の価値。
生涯発電量が設定され、それに向かってひたすら突き進む。
曖昧にしてきた「人生の目標」が、明確に眼前に現われる。
我々は死ぬまでメーターを睨み続けることになるであろう。
映画『マトリックス』では人体が機械のための電力供給源として養殖されている
という設定だった。あれに近い状況が迫りつつあるのかもしれない。
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だから僕の発電量を肩代わりしてくれ。
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