メディアのかたち

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「新聞離れ」どこ吹く風 欧州の無料紙が好調
ITmedia Newsより)

うらやましい話だ。

欧州の人々は日常的に活字を楽しむ習慣が備わっているのだと思う。
もっともメトロ誌は欧州以外に米国やアジアでも発行されているそうなので、単に欧州だからという理由で支持されているとはいえない。純粋に、雑誌としてよく出来ているのだろう。有料誌と張り合うくらいに。
ともすれば有料誌以上に膨大な労力が費やされているのではないかと想像する。

なぜ最初に「うらやましい」と言ったか。

実は当サイトobsqr、当初のコンセプトは無料情報誌として運営する
というものだった。地域に根ざした総合情報誌。
諸般の事情により残念ながら棚上げとなったが、その計画は完全に
立ち消えとなったわけではない。
状況が整えば、実行に移したいと考えている。

我々は当面、ウェブでの活動を選んだ。
コストという点においては比べ物にならないほど安価である。
そしてこれは重要だが、運営に際して広告主の意向を考慮に入れずに済む。
この点がフリーペーパーの最大の弱点であるといえよう。

メトロ誌はその壁を乗り越えてみせた。
読者や広告主からの絶大なる信頼。
それを得るためには計り知れない苦労があったことだろう。
彼らを動かしてきたのは、情熱。そして確信。
きっと認めてもらえるはずだ、との信念のもとに、今日まで
続けて来た成果が、総発行部数2000万という数字なのだろう。

ウェブが、雑誌の代替になるとは思っていない。
媒体がまるで違う。
表現の方法も、読者の層も、受け取る姿勢も。
メディアにはそれぞれ利点があり、欠点がある。
それを踏まえた上で、それぞれのやり方で、やっていく。
そこに何らかの活路が見出せると思う。
現時点では何一つ見えないが。

いちばん大切な目的。
伝えること。
あなたがどこに住んでいようと、構わない。

紙は、いずれ朽ち果てる。
だがここに記した我々の思いは、半永久的に残る。

読み捨てることなど、させはしない。


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