エスカレータマスカレード

エスカレータ

●止まっているエスカレーターを歩くと眩暈がしますが、これはなぜでしょうか。またこの現象に名前はついているのでしょうか。
人力検索はてなより)

故障エスカレータ現象、というらしい。
脳内に形成された運動プログラムの誤作動、と。
ということはあの感覚は生まれ持ったものではなく
それまでの「学習」効果によって培われた
後天的な感覚なのだろう。人間の感覚というものは
つくづくアテにならない。
●エスカレータ(wikipediaより)

まあ考えてみればいわゆる「動く道路」でも
ベルトが停止している時には歩き出すのに少々戸惑う。
我々は無意識に、普段とは違う特殊な運動機能を使って
あれらを「乗りこなして」いるのだろう。
動いているものに、速度を合わせる。
おそらくはその辺のロボットあたりにはまだまだ再現の
難しい、複雑な感覚を我々は駆使しているのかもしれない。

エスカレータに乗ったことのない人は、めまいも
起きない、と。普通の階段のように感じるわけだ。
エスカレータに乗ったことのない人から実際に話を聞いた
わけではないのでわからないが。
現代に至っては、探し出す方が難しい。

そう考えてみると我々の生活において、あの「乗り物」は
日常にすっかり馴染んでしまった。
ちょっとした施設にはたいてい備えられている。

でも当然ながら「自然界にはない」動きを求められているわけで。

それによって知らず知らずのうちに身についてしまった
感覚というものも、きっとたくさんあるはずだ。

それは人間にとっての「進化」なのか。
あるいはそこから生まれる弊害もあり得るのか。
文明的な生活は、人間にどんな影響を与えるのか。

それがわかるのは、文明が果てる時だろう。






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