ヒヨコのコーモンよかろうもん
ヨーロッパでの就職に有利! ヒヨコの雄雌判別技術(ライフハッカー[日本版]より)
実は、ヒヨコの雄雌の判別法を発見したのは日本人。日本のヒヨコの雄雌の判別技術は、今なお世界に類を見ない精度で、「諸外国のひなの大半は、日本人の鑑別師が鑑別している」とのこと!
だそうだ。
現在では数少なくなった「世界に誇れる日本の技術のひとつ」なのかもしれない。
1924(大正13)年に増井清・橋本重郎両教授及び大野勇の三氏がその方法を発見
し日本畜産学会に発表したことから、今日に至るまで日本がその技術の総本山と
して世界に君臨し、これまでに多くの技術者を海外に送り出してきた、という
経緯があるらしい。
ヒヨコの雌雄を判別する方法として一般的なのは、指を使ってヒヨコの肛門を
開き、おす・めすの生殖突起を確かめる“肛門鑑別法”(ないしは“指頭鑑別法”)
と呼ばれるもの。熟練者は1時間で1000羽ほどのヒヨコを判別するという。
8時間みっちり働いたら8000羽。ヒヨコの肛門を一日に8000回見る仕事。
なかなかに重労働そうだが、誰にでもできるというものではない。
この生殖突起というのがものすごく小さくて見分けがつきにくいのだとか。
現代は他の判別法も開発されているようだが、当面はまだまだヒヨコ肛門のプロの
力を借りるより他にあるまい。
ヨーロッパでは日本人と見るや
「おまえ、ヒヨコ鑑定士か?」
と問われる状況がひょっとしたらあるかもしれない。現代でも。
ひと昔前、日本人なら誰でもカラテができるとか家族全員がニンジャであるとか
そういった歪んだ国民的イメージが我々の知らないところで定着しているのかも。
そう考えると、我々はいまだ自分の国のことをきちんと把握していないことに
気づかされる。
欧州の地をさすらい歩く謎の日本人。
このへんでそろそろ稼がせてもらうか。
古ぼけた農場の門をくぐり、作業中の老人の背中に声をかける。
働かせてくれませんか。
何ができるんだい。老人は振り向きもせずにしわがれた声で問いかける。
呟くように答える旅人。ヒヨコの雌雄鑑別。
老人はゆっくりと振り返り、訪問者の顔を一瞥する。
日本人ってのは、よっぽどヒヨコのケツの穴が好きなんだな。
にやりと笑い、厩舎の傍らにひっそりと建つ粗末な居住小屋へと招き入れる。
そんな光景が綿々と展開されてきたのかもしれない。
そこで老人のひとり娘で出戻りのマルガリータと淡い恋に落ち、彼女の幼き息子
であるアレキサンダーとの確執がやがては友情へと昇華し、そうこうしていると
大手企業が差し向けた地元ギャング集団による様々な嫌がらせで農場が経営の危機
に晒される。懸命に耐え忍ぶ家族。悪行はますますエスカレートし、汚れた手が
マルガリータの身体に触れた時、静かなる旅人の怒りがついに爆発する。
というブルース・リーの映画のようなストーリーが日夜紡ぎ出されているのかも。
ヒヨコの雌雄判定作業に従事するブルース・リーのシーンというのはちょっと想像
しにくいが。本家ならきっと、小ネタのギャグを織り込んでくれることだろう。
タイトルは『ヒヨコカンフー百裂拳』でどうだ。
ちなみに欧米ではブルース・リーは日本人である、という誤解がいまだ根強い。
日本人が日本人として誇れる技術や能力がまだ残っているのなら、それは大変に
喜ばしいことだ。
しかしいずれはそのアドバンテージもなくなっていくことだろう。
おそらくは、テクノロジーの力によって。
しかも皮肉なことにそのテクノロジーは日本人の手によってもたらされるかも
しれない。
日本人が、日本人を駆逐する。
そちらの方が、ある意味幸せとは呼べまいか。
夢ひよこ

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実は、ヒヨコの雄雌の判別法を発見したのは日本人。日本のヒヨコの雄雌の判別技術は、今なお世界に類を見ない精度で、「諸外国のひなの大半は、日本人の鑑別師が鑑別している」とのこと!
だそうだ。
現在では数少なくなった「世界に誇れる日本の技術のひとつ」なのかもしれない。
1924(大正13)年に増井清・橋本重郎両教授及び大野勇の三氏がその方法を発見
し日本畜産学会に発表したことから、今日に至るまで日本がその技術の総本山と
して世界に君臨し、これまでに多くの技術者を海外に送り出してきた、という
経緯があるらしい。
ヒヨコの雌雄を判別する方法として一般的なのは、指を使ってヒヨコの肛門を
開き、おす・めすの生殖突起を確かめる“肛門鑑別法”(ないしは“指頭鑑別法”)
と呼ばれるもの。熟練者は1時間で1000羽ほどのヒヨコを判別するという。
8時間みっちり働いたら8000羽。ヒヨコの肛門を一日に8000回見る仕事。
なかなかに重労働そうだが、誰にでもできるというものではない。
この生殖突起というのがものすごく小さくて見分けがつきにくいのだとか。
現代は他の判別法も開発されているようだが、当面はまだまだヒヨコ肛門のプロの
力を借りるより他にあるまい。
ヨーロッパでは日本人と見るや
「おまえ、ヒヨコ鑑定士か?」
と問われる状況がひょっとしたらあるかもしれない。現代でも。
ひと昔前、日本人なら誰でもカラテができるとか家族全員がニンジャであるとか
そういった歪んだ国民的イメージが我々の知らないところで定着しているのかも。
そう考えると、我々はいまだ自分の国のことをきちんと把握していないことに
気づかされる。
欧州の地をさすらい歩く謎の日本人。
このへんでそろそろ稼がせてもらうか。
古ぼけた農場の門をくぐり、作業中の老人の背中に声をかける。
働かせてくれませんか。
何ができるんだい。老人は振り向きもせずにしわがれた声で問いかける。
呟くように答える旅人。ヒヨコの雌雄鑑別。
老人はゆっくりと振り返り、訪問者の顔を一瞥する。
日本人ってのは、よっぽどヒヨコのケツの穴が好きなんだな。
にやりと笑い、厩舎の傍らにひっそりと建つ粗末な居住小屋へと招き入れる。
そんな光景が綿々と展開されてきたのかもしれない。
そこで老人のひとり娘で出戻りのマルガリータと淡い恋に落ち、彼女の幼き息子
であるアレキサンダーとの確執がやがては友情へと昇華し、そうこうしていると
大手企業が差し向けた地元ギャング集団による様々な嫌がらせで農場が経営の危機
に晒される。懸命に耐え忍ぶ家族。悪行はますますエスカレートし、汚れた手が
マルガリータの身体に触れた時、静かなる旅人の怒りがついに爆発する。
というブルース・リーの映画のようなストーリーが日夜紡ぎ出されているのかも。
ヒヨコの雌雄判定作業に従事するブルース・リーのシーンというのはちょっと想像
しにくいが。本家ならきっと、小ネタのギャグを織り込んでくれることだろう。
タイトルは『ヒヨコカンフー百裂拳』でどうだ。
ちなみに欧米ではブルース・リーは日本人である、という誤解がいまだ根強い。
日本人が日本人として誇れる技術や能力がまだ残っているのなら、それは大変に
喜ばしいことだ。
しかしいずれはそのアドバンテージもなくなっていくことだろう。
おそらくは、テクノロジーの力によって。
しかも皮肉なことにそのテクノロジーは日本人の手によってもたらされるかも
しれない。
日本人が、日本人を駆逐する。
そちらの方が、ある意味幸せとは呼べまいか。
夢ひよこ

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