ビートルズ3題

ビートルズ

ビートルズがらみの話題をいくつか紹介したい。

●ビートルズ、『Revolver』秘話
BARKS NEWSより)

ビートルズが1966年に発表したアルバム『Revolver(リボルバー)
は、当初Staxでレコーディングする計画が進められていた、という話。

ビートルズとソウル・ミュージック。
一般的にはおそらく「意外」な取り合わせと受けられる
ことだろう。しかし実はビートルズの音楽性の多くは、
ブラック・ミュージックを基本に成り立っている。
特に初期は、黒い。下手するとストーンズよりも黒い。
もっともこの傾向は当時のイギリス出身のバンドなら
ほとんどが「当然のように」持っていた特徴でもある。
そのクロさをいかにして抜くかが、成功への秘訣だった。

66年の時点ではすでに彼らは世界的な成功を収めていた
わけだが、それと引き換えに削り落としてきたものに対しての
未練はあったのだろう。
彼らがメンフィスを訪れたがったのは、きっと我々が
リバプールを訪れたがるのと同じようなスタンスだと思う。
土地から受けるエネルギーを、欲していたに違いない。
そして見失いつつあった自分達の立ち位置を確認すべく。

もしレコーディングが実現していれば、どうなったろうか。
たぶん『Revolver』はあれほどの傑作にはならなかっただろう。
あのアルバムは彼らが抱えていた強大な抑圧感・閉塞感からの
「反動」による作品だと私は考えている。
だからこそあの先鋭的で乱雑で暴力的で美しいサウンドが生まれた、と。

彼らは時代を引っ張ってもきたが、その反面、時代に流され
やすいところもある。感覚が鋭敏な人は、周りからの影響も
てきめんに受けてしまうものだ。
彼らは黒人にはなれないし、誰もそれを望んでいない。

かくして『Revolver』は40年以上経った現在でも全く色あせない
ロックミュージックのマスターピースとなり得た。
そしてこの頃から、ビートルズというチームの崩壊は始まる。

●ビートルズの曲、北極星へ発信 NASA設立50周年
asahi.comより)

時は流れて。

ビートルズはロックはおろかポップミュージックの範疇さえ
軽々と超えて、地球(:人類)を代表する音楽として宇宙に
向けて発信される「文化」となった。

北極星にビートルズを解する生命体が存在するのかどうかは
わからないが、もしそうだとしたら、共に分かち合い楽しみたい
ものだ。

永遠という言葉には否定的だが、ひょっとしたら彼らが
それにいちばん近いところにいるのかもしれない。


ところでビートルズ関連の話題を拾っている途中で、
面白い記事を見つけた。

●お江戸のビートルズ
カジキ日和より)

いいセンスだ。
鯔背(いなせ)な四人組がべらんめえ口調でお囃子を奏でる
様子が想像できて楽しい。
確固たるパブリックイメージができあがってるからこそ、
こういう遊びが成立するわけで。
名実共にビートルズは、全世界のスタンダードとなった
ことの証明でもある。





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