淫らなネクタイ関係

Made for iPod

●「Made for iPod」の電気自動車登場
Engadget Japaneseより)

ネタ的には先月のものなのであまり新鮮ではないが、触れておきたい。

Zapはカリフォルニアに拠点を置く低速のシティコミュータ(:街乗り用)電気自動車やバイク等を販売するメーカー。

写真のXebra Electric Sedanは見ての通りの3輪自動車。
時速65km、一回の充電で約40km走るらしい。
頑張れば4シーターにできるようだが車長が290cmということで
乗員には上海雑技団並みの荒技が要求されるかもしれない。
それ以前に一人で乗った際の左右のバランスは大丈夫なのか、
3輪ゆえに気になるところではある。
重量1800ポンド(約816kg)は一般的な軽自動車の平均重量より
若干重たい。大容量バッテリーを積んでいるせいかと思われる。
駐車中にひょいと抱えて持って行かれることはなさそうだ。

価格は112万ドルと書いてある。税金とか輸送費その他諸々を
考えれば150万円は軽く超えてしまうかもしれない。
買えない値段ではないが、本当の“スキモノ”でなければ
手は出せないだろう。

何より魅力的なのは、そのデザインか。
まるでおもちゃだ。
本当に走るのか心配になるほどにおもちゃ的だ。
スズキのツインを彷彿とさせる。

「Made for iPod」はAppleがサードパーティー製iPod用
アクセサリーを公認するプログラムのこと。
いわばAppleからの「お墨付き」。
一般にはアダプターとかスタンドとか、iPodの機能を
補完するための付属品的な商品が多いのだが。

iPodのアクセサリーとしての、クルマ。
なんだか倒錯しているようにも感じられる。
人々はすでに「iPodに合う(iPodの似合う)クルマ」を
求め始めているのかもしれない。
お気に入りのネクタイに合わせてスーツを選ぶような。
ただ、それらの人々にとってはスーツよりもネクタイの方が
はるかに重要なのであろう。

フォルクスワーゲンのニュービートルを始めとして、
iPod対応を謳う車は多い。一種のトレンドと化している。
しかし車の方から「歩み寄っていく」のは珍しい。
それだけの力がiPodにはある、といえる。

そろそろこういうタイプの車が、街中を軽快に走る光景も
見られるようになった方がいいのではないか。
状況からして今後ガソリン車は、我々の予想よりも確実に早く
需要が衰えていくと思う。

電気自動車の場合は充電施設への投資がうんぬんという
お決まりの論題があるが、いざ導入が決まればものすごい勢いで
瞬く間に浸透すると私は予想する。
それが日本という国の特徴であり、いちばんの武器でもある。

何よりも、楽しいではないか。
小さな3輪自動車がトコトコと街を走る様子が。
それだけで幸せな気分になれると思うのだが。

我々はクルマに何を求めるのか。
簡便性。経済性。ステイタス。

いちばん大切なのは。
愛せるかどうか。
だと思う。





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